OutputDebugCOM

INDEX

OutputDebugCOMとは?

OutputDebugCOMは任意の言語の変数(文字列)を
Windows標準デバッガのセッションに出力することができるCOMライブラリです。

以下のようなことが可能です。

概要

以下に簡単な例を示します。

demo.vbs

Option Explicit Dim oDebug Set oDebug = CreateObject("NAS.OutputDebug") oDebug.Write "Debug1" & vbCRLF ''OutputDebugString WScript.StdOut.Write "StdOut1" & vbCRLF ''stdout oDebug.Write "Debug2" & vbCRLF ''OutputDebugString WScript.StdOut.Write "StdOut2" & vbCRLF ''stdout oDebug.Write "Debug3" & vbCRLF ''OutputDebugString WScript.StdOut.Write "StdOut3" & vbCRLF ''stdout oDebug.Write "Debug4" & vbCRLF ''OutputDebugString WScript.StdOut.Write "StdOut4" & vbCRLF ''stdout oDebug.Write "Debug5" & vbCRLF ''OutputDebugString WScript.StdOut.Write "StdOut5" & vbCRLF ''stdout
動作環境
Windows 2000, XP, 2003 Server, Vista, Server 2008, 7 and later
パッケージ内容
OutputDebugCOM.dll
OutputDebugCOMライブラリ本体
注意事項
  1. 本ソフトウェアの利用は良識の範囲内でお願い致します。
  2. 本ソフトウェアの利用による損害の保証はお受けできません。
  3. 本ソフトウェアの利用は楽しんで行っていただきますようお願い致します。
インストール方法
  1. "OutputDebugCOM.dll" をRegsvr32。
ASPのデバッグ方法(IIS 7.x)
1. Windows標準デバッガのインストール

IISが動作している環境に Debugging Tools for Windows をインストールします

2. デバッグコードの準備

demo.vbs を参考に、出力したい変数がデバッガに出力されるよう、ASPにコードを追加しておきます

3. Application Pool の ワーカプロセス の プロセスID を調べる

デバッグしたいサイトに1回以上アクセスした後、IISが動作している環境で管理者権限で 下記のコマンドを発行してワーカープロセス の プロセスIDを調べます

> "C:\Windows\system32\inetsrv\appcmd" LIST WP

4. Application Pool の ワーカプロセス にデバッガをアタッチする

IISが動作している環境で管理者権限で下記のようなコマンドを発行しデバッガをアタッチします
(xxxx をプロセスIDに設定します)

> "C:\Program Files\Debugging Tools for Windows (x64)\ntsd" -g -G -pd -p xxxx

> "C:\Program Files\Debugging Tools for Windows (x64)\windbg" -g -G -pd -p xxxx

5. デバッグ

デバッグ対象のASPにアクセスするとデバッガに出力されます
ASPのコードを何度も変えながら動作を試すことができます

6. 終了

デバッガのウインドウを閉じてデバッグを終了します

リファレンス
[ New Color ] [ Update Color ]
OutputDebugCOM Library
OutputDebug
Interface
IOutputDebug
ProgID
NAS.OutputDebug
IOutputDebug

メソッド
void Write(String sOutputString)
sOutputString
OutputDebugStringに渡される文字列
戻り値
なし

文字列をOutputDebugStringに渡します。
渡された文字列は、ntsd, cdb, windbg のセッションに出力されます。

更新履歴
2014/06/10
  • Version: 1.0.0.0